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2016年4月9日

京伏見の松本酒造見学と耐震改修

平林会木協の視察研修 27名参加

 

 

平林会木材協同組合(理事長・小林健次郎氏)は4月9日(土)午前、創業220年京伏見の松本酒造(社長・松本保博氏)で視察研修会を開いた。参加者は27名。 午前10時30分に京阪伏見桃山駅に集合した一行は、大手筋を徒歩にて目的地に向かう。月桂冠、富翁といった有名な酒屋が並ぶ伏見、坂本龍馬の寺田屋も近い。明治・大正・昭和の三時代に亘って建てられた三棟の酒蔵群は、映画やテレビのロケにも度々利用され(最近ではNHKの朝ドラ・マッサン)、レトロ調溢れる魅力的な建物。 平林会

レトロな松本酒造の酒蔵群をバックに

 

到着と同時に松本社長がお出迎え、迎賓館「万暁院」に案内して頂いた。茶室を備えた素晴らしい書院造りの「万暁院」、その顔というべき玄関(400年前)は東山の「建仁寺」から移築したもの。抹茶を頂き、風雅な庭園を見学したあと酒蔵に向かう。木造2階建て、2千㎡の酒蔵は大正12年に上棟。「その年の9月に関東大震災が発生し、以降、木造もレンガ造も駄目になった」と松本社長。その酒蔵の耐震改修も先般完了した。工事を担った笹原明雄氏(淀川造船所社長、伏見木協理事長)が友情参加、京都大学が開発した木組みについて詳しく説明した。大阪府木連の耐震工法「壁柱」と同じく「がっちりと固定するのではなく力を逃がす柔工法」だという。 平林会

伏見木協の笹原理事長の説明付で耐震改修を見学

 

  試飲会の前に松本社長が淘汰の進む日本酒業界について「日本には約1200軒の酒蔵があり、伏見には20軒残っている。古ければ良いというものではない。伝統的なものに新しい技術を加味し手作りの良さを活かす。日本酒は日本の食文化に貢献している。将来への明るい光が見えてきた」と話した。銘酒「桃の滴」を買い込んだ一行は近くの「京の味・あさだ」で午餐会、歓談のひと時を過ごした。 平林会

松本社長が京都の酒文化などを説明

 

  当日の参加者は、(組合員)小林健次郎夫妻・久我四郎夫妻・島津浩之・山川浩之・湯川昌子・有馬啓子・山下光明・太田宏・吉川隆・千葉利男・竹本三千雄・渡部功・寺崎貴史夫妻・野網淳子・井上恵司(大阪府木連)中村暢秀夫妻・三宅英隆夫妻(産経新聞関係)松原英夫・林淳子・塩澤文男(事務局)児玉鈴鹿・島崎公一、以上のみなさん。